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初音ミク協働論-ボーカロイドによる創発的協働の形-

「初音ミク」という名前を聞いたことがあるだろうか。
ないのであれば、沼田が説明するよりもグーグルさんに
聞いていただいて、そのコンセプトなどを調べて欲しい。

このソフトが販売されたとき、面白そうだと思って、
私自身サンプルで少しいじったこともあるのだけれど、
自分の作った音階が歌われると、本当に気持ちの良いものだった。

「へえ~~」という感じだったのだが、それももう、
4年くらい前の話だ。つい先日、たまたまニュースで、
「ロサンゼルスで初音ミクがコンサート」という情報を見て、
YouTubeで調べたら、初音ミクの歌う音楽が山のように出てくる。
ニコニコ動画でも、ものすごい量。

そして、ここからが大事なのだが、そこには才能あふれる
クリエーターの切磋琢磨する環境が整い、「協働」しながら、
作品が生み出されている状況があったのだ。

「協働」という言葉はまちづくりでも、自治体などの
基本計画などにもよく出てくる言葉だ。
行政とMPO、市民との協働など・・・。
しかし、その実態は、「掛け声だけ」「ただの安い労働力」
などなど、それぞれのセクターによっても、言い分や考え方の
相違などもあり、ピンとこないことの方が多い。

さて、初音ミクというボーカロイドを使った音楽制作環境は、
作曲、作詞、イラスト、動画作成、さらには3D作成などの
それぞれの得意な能力を活かして、それぞれの興味関心に
よって、チームを作り、それぞれ相互に協力しあい、
作品を作り上げ、または、改良していく。

その制作環境は「価値創造」と「自己実現」を軸にした
協働の空間であり、その熱量と集積には舌を巻く。
そこには上下関係や利害関係を抜きにして、
良い作品を作るために協力し合いたいかという「水平な関係」
を成立させており、創発的状況が起きている。
そこで、とてつもない才能を見つけたりすることもできる。

ふと、新しい公共という言葉も、この初音ミクの創作状況を
みると、「これこそがモデルだ!」と叫びたくなる。

一人の個人として誰と何をしたいのか。
世界はとてもシンプルだった。

ちなみにお気に入りの曲:
【keeno】さんの【longing】 http://goo.gl/tIzH1
【ぽわぽわP】さんの【ストロボラスト】 http://goo.gl/bEnHt
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